最近GⅠ続きでレース予想が続いていました。
以前、三代始祖について書いていましたが、
その続きを書いてみようと思います。
エクリプスホテルのことも書きたいと思ったのですが、またこんどに。
以前の記事を読んでいない方は読んでみてください😊
みなさんは、
馬の毛色のイメージって何色ですか?
私は馬と言えば茶色のイメージですが、芦毛 が好きです。
競馬で「芦毛の怪物」とかよくネーミングされますよね。
そんな芦毛にも始祖がいます。
今回はその芦毛の始祖のことを書いていきます✏︎
1.芦毛の始祖オルコックアラビアン
芦毛の祖先はオルコックアラビアンという馬とされています。
記録にも不明瞭な箇所が多く、詳細は定かではないのですが、
三代始祖と同じようにアラブ種で1700〜1704年頃の誕生となっています。
産駒にクラブという馬がおり、主にその子供(繁殖牝馬2頭)が現在に芦毛を継承しています。
また1728年にはオルコックアラビアン産駒の勝ち数がイギリス最多記録となり、
能力的には劣っていませんでした。
しかし18世紀末から19世紀初頭にかけて、エクリプス系やヘロド系の影響を受けて滅亡してしまいました。
なので現在は、上記した繁殖牝馬により、
オルコックアラビアンの血と芦毛遺伝子が母系を介して残っているのです。
2.芦毛が生まれる仕組み
人間の血液型と同じように馬の毛色にも遺伝子があります。
芦毛遺伝子をG、それ以外の毛色遺伝子をgとすると、
父G × 母G = GGの芦毛
父G × 母g = Ggの芦毛
父g × 母G = Ggの芦毛
父g × 母g = ggの芦毛以外の毛色
となります。
両親のどちらかが芦毛でないと生まれることはないってことですね。
それと両親がGg×Ggの芦毛同士なら¾の確率で芦毛だけど、¼の確率でggになるということになります。
これだと必然的に芦毛は減るのでしょうか( ;∀;)
3.芦毛の成長
競走馬時代の芦毛って灰色だったり黒まじりだったり、
だんだん白っぽくなってきたり、そんなイメージですよね!
でも芦毛は生まれてすぐは茶色い馬達と同じ毛色で生まれてきます!
ゲームでは幼駒時代も灰色だったから、知ってびっくりしました。
よく見ると所々白っぽいところがあるので、そこを見て判断しているようです。
芦毛は成長するにつれて色が変化していくので、魅力はそこにもあると思います。
成長につれて色が白くなっていくのは、人間の白髪と同じような原理です。
色素を作る細胞が異常増殖して早くにその細胞を使い切るために、メラニン色素が作れなくなって白く変化していくのです。
芦毛馬を少し紹介すると、
例えばエイシンヒカリ🐴
3歳になっても芦毛要素を感じることができないし、結局引退して何年か経って芦毛っぽくなってます。w
現役時代はネットで確認してみてね。
芦毛の怪物感を漂わせて引退したけど、もう白毛のように真っ白。w
現役時代はネットで確認してみてね。
デビューと引退時で比べても違う!
芦毛それぞれ個体によってスピードは違うし、個性が出てる感じに魅了されます😊
エイシンヒカリみたく黒過ぎて。
鼻が白っぽくなってきて気づきました(´-`).。oO
名馬オグリキャップもグレーの体毛からまだらに白くなっていき、体が白くなっても鬣は濃いグレーだったり、最後は真っ白になったり、いろんな姿があります。
興味がある方は見てみてくださいね↓
4.白毛の代表❄️シラユキヒメ一族
おまけに白毛のことも少し書きます。
白毛は突然変異もしくは遺伝で生まれます。
毛色の出現確率としては青毛、栃栗毛が1%以下で低く希少な色とされていますが、
白毛は0.04%とそれより遥かに低いのです。
日本ではシラユキヒメ一族が名門ですよね。
シラユキヒメは突然変異で生まれましたが、子供たちは白毛を受け継いでます。
(遺伝だと出現確率は変化しますが)芦毛より優勢なので、貴重な白毛です。
子どもはユキチャンが地方重賞をメインに活躍していました。
また2019年にはマシュマロの子どもハヤヤッコが白毛で初めて中央重賞(GⅢレパードS)を制覇して、歴史的記録を残しました。
白毛・芦毛祭りがたのしめる、川崎競馬場のホワイトクリスマス賞(白毛・芦毛限定レース)は普段見ることのない景色が見られます。
現地で見てみたいです。w
まとめ
■芦毛の始祖はオルコックアラビアン
血統の資料って古くてもはや本当のところがどうなっているのかわからなくなってきています。が、芦毛の始祖はオルコックアラビアンという今で、
サラブレッドの始祖という位置づけではなくなりますが、
母系を通して受け継がれている毛色になります。
■芦毛が生まれる仕組み
両親のどちらかが芦毛でないとを生まれることはなく、
優勢遺伝子なので単純に考えると数は減少してしまいます。
■成長と共に色が変化する芦毛
生まれた時は茶色や黒っぽくて芦毛には見えない姿だけど、
成長するにつれて個体差はあるが毛色が変化していきます。
■希少種の白毛
出現確率は0.04%と圧倒的に低く、そのため白毛かつ強い馬を残していくことはとても大変。
日本ではシラユキヒメ一族が奮闘中です。
地方競馬ホワイトクリスマス賞は要チェックです😊
好きになる馬が芦毛ばっかり!とか栗毛が綺麗!とか黒くてかっこいい!とか、馬の毛色に目を惹かれて好きになっていくことも、競馬が楽しめる要素だと思います(´ー`)
以前の記事では三代始祖について書いているので、
合わせて読んでもらえればと思います😊
今年、ホワイトクリスマス賞見に行けたらいいなぁ…\( ˆoˆ )/