速歩は通常の軽速歩と正反動の速歩というものがあります。
今回は正反動の速歩の練習をします。
パートナーは父親譲りの金髪がカッコいい馬さんです✨
1.正反動の速歩とは?
軽速歩は馬の二拍子に合わせて立つ・座るをする乗り方でした。
正反動は座ったまま速歩をする乗り方です。
名前の通り、反動を正しく受けて乗ることです🌟
二拍子でずっと揺られるので、
軽速歩よりもちょっと疲れるし、慣れないとお尻に衝撃がきます😅
でもそれは馬も同じです。
力んで乗ると馬に衝撃を与えてしまうので、リラックスすることが大事です!
反動を体全体で吸収して逃すイメージです☝️
2.正反動マスターへのコツ!
正反動は、馬が脚を前に出す時に反動で上半身が勝手に持ち上がります。
軽速歩ではその反動の時に立つのですが、
正反動の速歩の時は
馬体を脚で挟み、腰を鞍の形に沿って滑り込ませるように乗ります。
そして、馬が前に出した脚を着地させる時に元の姿勢に戻ります。
元の姿勢に戻る時は、反動の勢いで重心がぶれないように気をつけます☝️
3.正反動はなんで必要??
正反動は、馬を自分で動かせるようになるためには絶対に必要な乗り方です。
馬は、左回りの時は右前脚から踏み込み、
右回りの時は左前脚から踏み込みます。
レッスン中はそんな広いところはないですが、
直線の場所ではどこかで踏み込む脚を替えたりもします。
踏み込む脚のことを手前といいます。
たとえば、右前脚で踏み込む馬に合わせて軽速歩をしているとします。
途中で馬が左前脚へ手前を替えたのに、
自分が右前脚手前のリズムで軽速歩をしてしまうとリズムが合わなくなります。
そして馬も衝撃が大きくなり、背中の上でドカドカされて嫌な気持ちになってしまいます。
そこでリズムを合わせるために正反動で調整するのです☝️
あとは速歩より速い駆歩をする際にも必要な動きになります🌟
まとめと本日の馬
■正反動の速歩とは?
正反動は座ったまま速歩をする乗り方で、反動を体全体で吸収して乗る。
■正反動マスターへのコツ!
リラックスした状態で、
馬体を脚で挟み、腰を鞍の形に沿って滑り込ませるように乗る。
■正反動はなんで必要??
手前を替えるときにリズムを合わせるために正反動をする。
馬を自分で動かせるようになるためには絶対に必要な乗り方!
■本日の馬🐴ジャスパー
・10歳のセン馬
・元JRA競走馬(スプリングピースという名前でした)
・初見の人にはとりあえずいっかい噛む
・のんびりマイペースを貫く
父のタイキシャトル譲りの金髪イケメンです。
額の模様も華やかでかっこいい〜☺️
タイキシャトルは90年代の競走馬で
生涯成績13戦11勝着外0(内GⅠ5勝)の最強マイラーです。
フランス遠征でGⅠジャックルマロワ賞(芝1600m)も優勝していて、
日本馬が海外でも走れる道を切り開いた1頭です。
今は引退馬協会のもと、
牧場で余生を送っています🌳🕊
ジャスパーは洗い場ではじめての人にはいっかい噛んできます。
これで心を許してくれればOK!笑
少し難しい面もあり、のんびりしているからと言って
あんまりたくさん合図を出すと嫌になってしまう子でした。
やさしく徐々にモチベーションを上げていく必要があります。
なかなか動いてくれなくて四苦八苦( ;∀;)
メインの正反動は私の場合はスムーズに取得できました\( ˆoˆ )/わーい\( ˆoˆ )/
でも正反動はレッスンが上がるにつれて使用する場面が多く、
実践になると人馬の一体化を必要とする高度なテクニックとなってきます。
イケメンタイキシャトルに似ている子どもに乗れて
とってもうれしいレッスンでした💓